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診療案内
HPV(子宮頸がん)
どんな病気?
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性交渉によって生殖器やその周辺の粘膜にイボをつくるウイルスで遺伝子型は150種類以上あります。子宮頸部に感染すると子宮頸がんに進行することがあります。HPVは若い人ほど感染しやすいことがわかっています。
子宮頸がんの原因になるHPVは粘膜型で、性行為だけでなく皮膚の接触によるものを含めて女性の約80%は知らない間にかかっています。さらに最近は性行為開始が低年齢化しており、その結果20~40代の若い年齢での感染者数が急増しています。子宮頸がんは一年間に約11,000人の女性が発症し、毎年約2,800人が亡くなるたいへん重大な病気です。
ポイント!
定期接種の不活化ワクチンです。初めての性行為の前に接種を始めることが望ましく、初回接種が15歳未満の場合は半年間で2回、初回接種が15歳以上の場合は半年間で3回、筋肉注射で接種します。定期接種の対象年齢は小学6年生~高校1年生相当の女子です。遅くとも15歳になる前に9価ワクチンの初回接種を受けるようにしましょう。
HPVワクチンを接種した女性でも定期的に子宮がん検診を受診していきましょう。
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