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診療案内
インフルエンザ
どんな病気?
インフルエンザウイルスによっておこる呼吸器の感染症で、主に冬に大流行する病気です。
約1~4日の潜伏期の後でまず高熱が出て、だるさ、のどの痛み、頭痛などの症状がでます。必ずしもせきや鼻水がひどくなるわけではありません。声がかれてケンケンとしたせきが出る喉頭炎(クループ)になることもあります。年齢によりますが、頭痛や腹痛などの症状が出ることもあります。熱は4~5日続いて、その間に気管支炎や肺炎をはじめとする合併症がおこることがよくあります。
伝染力が強く、熱が下がってもその後の数日間は、他の人にうつす可能性が高いので、家での安静が必要です。保育所や幼稚園は発症から5日経過していて熱が下がって3日経てば登園でき、学校は発症から5日経過していて熱が下がって2日経てば登校できます。
日本の子どもの脳炎の最大の原因で、毎年200~500人が脳炎になっています。異常行動や脳炎・脳症:熱が出てから約2日の間におこりやすくなります。いろいろな治療法をおこなっても、死亡や脳障害の後遺症が残る場合が多くみられます。脳炎まで行かなくても、飛び降りなどの危険な行動を起こす可能性があるので、熱が出てから2~3日間は、家族などがそばについて子どもの行動を監視した方がいいでしょう。
インフルエンザウイルスによる肺炎と、2次的に肺炎球菌などの細菌がついておこる肺炎があります。肺炎をおこしている場合は、せきがひどかったり、熱が長く続いたりすることでわかります。
ポイント!
生後6か月から13歳未満は十分な免疫ができるように2回接種します。1回目の接種後、3~4週あけて2回目を接種しましょう。13歳以上は通常1回接種します。
毎年流行するインフルエンザウイルスの型が違い、それにあわせてワクチンがつくられています。流行前の10~11月の接種をおすすめしております。
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